いつまでも美しさを保つプリザーブドフラワー

お店でも取り扱っている人気のプリザーブドフラワーとは、一言でいうならズバリ、「枯れない花」です。長持ちするために、出産祝いなどのギフトとして人気があります。なぜ花を枯れない状態で保っておけるかというと、その作り方に秘密があります。プリザーブドフラワーの作り方は、まずは新鮮な花を花首から2、3cm残して切り落とすところから始めます。この時、くれぐれも新鮮な花で、花が最も美しい状態でいる時を切り落とすことがポイントです。新鮮な花とは、水揚げがしっかりあって、葉っぱに花があり、花びらが肉厚で針があり、さらに花びらやがくに傷がないものを選ぶことが重要です。

プリザーブドフラワー完成までの流れ

  • 切り取った花首は、ふたができる透明な容器に入れた、プリザーブドフラワーの最初の段階である脱色液に浸します。
  • 脱色液に花を浸したら、花びらなどの間にある空気をピンセットなどで抜いて、花を沈め、蓋を閉めます。
  • この脱色液の主成分はアルコールですので、花びらはすぐに脱色を始めます。
  • しっかり蓋をしておけば、花びらは徐々に白っぽくなり、がくの部分は緑色という状態になってくるのが、すぐに目で見て分かるようになってきます。
  • プリザーブドフラワーにした花や季節によって時間は異なりますが、がくの部分まで白っぽくなって脱色されたら、脱色・脱水が完了
  • プリザーブドフラワーの次の作成段階へと移ります。脱色された花を脱色液から引き揚げて、次に着色液に浸します。 この時、花は非常に壊れやすく、また傷みやすい状態になっていますから、取り扱いには十分に気を付けて、慎重に扱う必要があります。
  • 着色液の中に花を入れたら、脱色液に浸した時と同様、慎重に花びらの間の空気を抜いて、約12時間以上浸しておきます。
  • それくらい置いておけば、花全体に着色液が吸収されますので、余分な着色液を振り洗い洗浄して、乾かします。花を立てられる状態にしておいて、自然乾燥させてもいいですし、ドライヤーや食器乾燥機などで乾燥させてもよいでしょう。こうして出来上がったものが、プリザーブドフラワーです。

プリザーブドフラワーを作る際の脱色液や着色液は、プリザーブドフラワー専用に開発されたものですので、薬局等で購入して自分で作るというわけにはいきません。プリザーブドフラワーの製作を扱っているところから購入するしかないのですが、だいたい3,000円もあれば、脱色液も着色液も購入することができます。

もちろん、着色液のカラーの色を増やしていけばもっと費用はかかりますし、より性能の良い脱色液にしていけば、価格が高くなることはあります。ですが、脱色液も着色液も繰り返し使うことができますから、長く続けてオリジナルのプリザーブドフラワーを作ることを趣味にしたいという方には、ぜひ購入することをお勧めします。でも1度きり、プリザーブドフラワーを試しに作ってみたいという方でしたら、店頭でプリザーブドフラワー自体を購入した方が、安くなるでしょう。もちろん、絶対にプリザーブドフラワーの専用液でなければプリザーブドフラワーを作れないというわけではありません。

家で簡単に何とかしてプリザーブドフラワーを作りたいという方には、薬局で精製グリセリンを購入してきて脱色剤とし、また万年筆に使用するようなインクを買ってきて、着色液とすることもできます。グリセリンと水を2対1の割合で混ぜ、そこにインクを数滴入れて35度前後に暖め、花を入れてから直射日光を避けて薄暗い場所に1日程度置いておけば、プリザーブドフラワーになります。ただしこの方法では、花にムラが出てしまったりきれいに色が染まらなかったりすることが多いため、上手に作れないことの方が多くなってしまうということが欠点です。

プリザーブドフラワーの楽しみというと、自分でプリザーブドフラワーを作るということ以外にも、アレンジをするということがあります。プリザーブドフラワーは、その作り方の上で、花首だけしかありません。ですから、ワイヤーやボンド、はさみなどを使って、プリザーブドフラワーをまるでフラワーアレンジメントのようにアレンジメントし、好みの状態にします。

このプリザーブドフラワーのアレンジメントは、現在の日本でも広く知れ渡っていて、非常に人気を集めています。何よりも長くずっと飾っておけるというのが喜ばれていて、特にプレゼントとして送るのに最適です。プリザーブドフラワーのアレンジメントでしたら気軽に始められるので、趣味として楽しんでみるのはいかがでしょうか。

プリザーブドフラワーで有名なメーカー

世界中の花の愛好家から、夢のような花として注目を集め、今なおブームでない定着した人気として愛されているのが、プリザーブドフラワーです。日本でも愛好家は多く、ブーケやプリザーブドフラワーギフトとしてのプレゼントを中心として、多くの人に広まってきました。

ヴェルモント

そのプリザーブドフラワーには、世界的にビッグ3といわれる有名メーカーがあります。プリザーブドフラワーのメーカーとしてまず挙げられるのは、フランスのヴェルモント社です。ヴェルモント社は、1987年に「長寿命の切り花製法」としてプリザーブドフラワーの特許を申請、1991年に世界にプリザーブドフラワーの特許を認められて以来、プリザーブドフラワーの世界的なけん引役を担ってきました。

キリマンジャロのふもと、マウントケニアに広がる高地にバラの世界有数の生産地があるのですが、1996年には拠点をそこに移し、本格的にプリザーブドフラワーに力を入れ始めました。さらにANVARといわれる、フランス政府の投資機関からの援助も得て製法の改良に努めた結果、世界でも最高峰の製品を作り続けています。ヴェルモント社のプリザーブドフラワーの特徴は、色落ちが少ない上にシックな色合いが出せることです。

特にバラにおいては、バラの特色を最大限に生かしながらカラーを作っているという定評があります。もちろんバラの他にも、ダリアやカーネーションなど、多くの花素材のプリザーブドフラワーを開発しています。もう1つヴェルモント社の特徴というと、アレンジメントを提案している唯一のブランドであるということです。毎年行われる「メゾン・エ・オブジェ」といわれる展覧会では、ヨーロッパのフラワーデザイナーによる作品を発表しています。

フロールエヴァー

もう1つのプリザーブドフラワーの世界的メーカーというと、フロールエヴァーがあります。フローフエヴァーの人気の秘密は、軽やかな色合い、生花そのままの風合いです。フロールエヴァーで販売されるプリザーブドフラワーは、すべて世界有数の花大国であるコロンビアで生産されています。コロンビアの安定した気候は、高品質でフレッシュな花を提供してくれ、さらに顧客と工場を密接につなげてくれる環境も整わせることができました。

こうして信頼関係でつながれた花の生産工場と生産者、顧客によって、品種や大きさ、形、鮮度等あらゆる点でチェックをクリアした、高い品質の花が生産できるようになっています。そしてその花を、フロールエヴァー独自の加工技術によって、透明感ある色、生花に近い触感を生み出すことができています。

ヴェルディッシモ

3つ目のプリザーブドフラワーのメーカーには、ヴェルディッシモがあります。ヴェルディッシモは、1988年から始まった、まだ新しい会社です。当初はフランス唯一の総代理店としてイタリアから花を輸入していましたが、現在では、S.E.V.S.という企業として再出発しました。1991年には拠点をフランスに移し、緑豊かな環境の中でプリザーブドフラワーを加工しています。

1996年にはエクアドルでバラの生産も開始させ、本格的にプリザーブドフラワーの生産体制を整えました。ヴェルディッシモの魅力は、どんな花の色も加工できるブリーチ技術です。そのことによって明るめの鮮やかなみずみずしいカラーが、最大の特徴です。ラインナップも豊富ですから、プリザーブドフラワーのアレンジの幅を広げてくれるという意味でも、ヴェルディッシモ社のプリザーブドフラワーは多くの方から人気を集めています。

日本でのプリザーブドフラワーの会社というと、大地農園があります。もともと1960年に植物の漂白技術を開発した大地農園は、現在では兵庫県の自然豊かな環境の中で、自然と共存しながらプリザーブドフラワーの開発を行なっています。企業のコンセプトとして自然とのふれあいを大切にし、大地からの贈り物としてプリザーブドフラワーを扱うということを掲げているだけあって、単なる趣味や装飾的な意味合いにとどまらない、自然をいつくしむエコロジカルなスタンスを打ち出しています。日本人好みのプリザーブドフラワーは、日本で大きな人気を誇っています。

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